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「復讐の皇后」54話あらすじ・ネタバレ・親子の手切金

『復讐の皇后』の第54話のあらすじと感想を紹介します。

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前話のあらすじ

夜の庭園で出会った皇后は、皇帝の口から彼の経験した悪夢を聞きます。

涙を流す皇后に、皇帝は幼い頃から溜め込んだ涙を、ようやく流すことができたのでした。

一方、皇帝の愛人・ローズモンドは、親権放棄に同意させるために、実家・デロウ男爵家に泊まることに?

復讐の皇后54話あらすじ・ネタバレ

粗末な部屋

言葉なく玄関へと向かう主人を追いながら、侍女・グラーラは今からの出発は難しいと、内心焦ります。

しかし彼女の焦りをよそに、ローズが向かったのは、1階の1番端にあるとある扉の前。

開ければそこには、少しばかりの廊下のような地下空間があり、地下に降りたとある一室の前で、ローズは立ち止まります。

すると、なんと彼は一室の前の廊下で眠るようグラーラに言いつけます、明日朝一番に出発するからと。

戸惑いながら言葉を返そうとするグラーラでしたが、ローズが入っていった部屋の中を見て、絶句するのです。

そこはとても、令嬢が住んでいたような場所には見えませんでした。

置いてあるのは簡素は家具のみで、辺りには大量の虫がはびこり、空き部屋だとしても酷すぎます。

これなら廊下の方がまだマシかもしれないと、躊躇してしまうほどでした。

絶対に誰も入れないようにと言い置いて、ローズは部屋に入って行きます。

そういえば毛布はどうしようと悩む侍女に、扉の前で顔を覆って蹲るローズの気持ちは、計り知れないのでした。

ローズと男爵家

一方、ひとしきり泣き終えて落ち着いた皇帝は、泉のほとりに座りながら、尋ねられたローズとの出会いについて語ります。

偶然に出会った、自分の分身のような生い立ちの彼女。

ロースモンドは、娼婦とデロウ男爵との間に生まれた子どもでした。

父親は知らないまま母親の元で育ち、不幸な生い立ちだなんて思いもしないくらい、幸せな幼少期を過ごしたといいます。

状況が一変したのは、彼女が10歳になる頃でした。

愛人の存在を知ったデロウ男爵夫人が乗り込んできて、嫉妬からローズの母親を殺めたのです。

デロウ男爵はそのことに関しては無視を決め込み、しかし事件の直後、ローズを男爵家に引き取りました。

実の母親を見殺しにした男爵と、実の母親を葬った男爵夫人と、そして彼らによく似た顔の異母兄と一緒に。

愛人としてすら認めてもらえない、売春婦の子どもとして、ローズは男爵家にやってきます。

異母兄の引き起こした事件

針のむしろの中で、それでも懸命に生きてきた少女に、数年後、悲劇が襲います。

腹違いの兄に、押し倒されたのです。

体重差も体格差も明らかで、口も塞がれ助けも呼ぶことすらできません。

息さえままならない中、涙の流れる目で必死に助けを求めた扉の隙間の向こう、男爵夫人と目が合いました。

けれど彼女は、見て見ぬフリをして、そのまま去っていったのです。

息子の恥を隠したかったのでしょうか、ともあれ、ローズは深い絶望に落ちて行きました。

娘として人間として扱われなかった屈辱を、痛みを苦しみを、時間は癒してくれません。

彼女の心には今も深い怒りと憎しみが息付き、男爵家すべての人間に、負の感情に燃え盛る紅い瞳を光らせ続けています。

親子の手切金

翌朝、旅支度を終えたローズは、再び男爵夫妻と対峙していました。

お前のためだなんだとゴネる夫妻を前に、ローズは引くことなく簡潔に、書類へのサインを求めます。

すると夫妻はサイン済みの書類を差し出しますが、代わりに条件があると言うのです。

何かと思えば、ここまで育てるのにかかった養育費を払えとのこと。

大方、ローズの羽振りの良さを見て、一晩かけて悪知恵を働かせたのでしょう。

育児放棄に近い酷い環境、異母兄からの醜い視線とおぞましい仕打ちを思えば、養育費なんてきっと、払う必要なんてありません。

けれどローズは、すぐ様グラーラから受け取ります、片手に乗るほどの大きさで、金貨がパンパン詰まった金袋。

幼いローズが受けた仕打ちは、苦しみは痛みは怒りは憎しみは、こんなはした金程度で、縁が切れるものだったのです。

もっと早くに言ってくれと思いながら、金を辺りにばら撒きます。

目の色を変えて、醜い顔を抜き出しにして、金に執着する男爵夫妻たち。

お金で解決できるなら、その醜い喉いっぱいに金貨を積み込んで、窒息させてやったのにと、思わずにはいられません。

金を拾い集める2人に最早興味は無く、外套を受け取ったローズは、最後に置き土産をしてやります。

異母兄、すでに結婚した彼の妻が、夫が実は異母妹を襲った異常者と知ったらどう思うだろうか、と。

憎しみの眼差しを向ける男爵夫人を嘲笑いながら、長生きするようにと別れの言葉を告げます。

皇后になって自らの手で彼らを潰すその日まで、生きていて貰わねば困るのですから。

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復讐の皇后54話を読んだ感想

意外なことに、親権放棄の承認はアッサリ貰うことができましたね。

そして、男爵が目をつけていたのは、帰ってきたローズの羽振りの良さであり、それ以上でも以下でもなかったようです。

長く縁を保って、親を口実に食い潰す気は、ないのですね。

彼女の生まれは、正直なところ納得でした。

やはり皇帝と同じく、愛人から生まれた子どもで、身内に酷い目に遭わされる境遇なのですね。

ローズは、その瞳の色を除いて、あまりにも彼女の母親にそっくりで。

妙な話、ローズを引き取った男爵が、よく彼女に手を出さなかった物だなと思います。

血が繋がっていたことが、ローズにとっては忌々しい呪いであり、その一方で彼女を守った気配が致します。

男爵夫人は、よく止めなかったものですね。

自分の息子が、夫と愛人の間にできた娘を、襲っている現場を目撃したその時に。

ローズの母親を殺めた彼女なら、ローズと母親が瓜二つなのは、知っているはずです。

自分の息子が、夫の愛人とそっくりの娘に手を出すなんて、夫が愛人に手を出したことを彷彿とさせる光景だったでしょうに。

息子が、男爵にも男爵夫人にもとてもよく似ている、血筋を感じさせる顔だから、余計に。

男爵夫人が助けてくれなかったことに、ローズが絶望したのもおかしな気は致します。

だって男爵夫人、彼女は、実の母親を殺めた人、幸せに暮らしていた母との生活をぶっ潰した、張本人です。

男爵夫人が、ローズこそが息子をたぶらかしたのだと騒ぎ立てて、家から追い出されたかとかの方が納得ができます。

実の息子の弱みを握られていることは、男爵家にとっては痛手だと思うのですよね。

ローズの言うことなんて、単なる嘘として流してしまえる、何か秘策でもあるのでしょうか。

今回のお話だけを見ると、『復讐の皇后』のタイトルは、ローズにとても相応しいように思えます。

母親を殺した男爵夫人を、それを見て見ぬ振りした男爵を、自分を辱めた異母兄に、彼女がいまだに復讐していないのは不思議。

皇帝の愛人の立場を持っても、まだ足りないのでしょう。

彼女が自分の呪われた運命を見返すためには、トップに、皇后になるしか、きっとないと信じたのでしょう。

それと、彼女が愛人と呼ばれるのを嫌い、側室といい通した理由が、少し垣間見えた気が致します。

自分が愛人からの生まれだったからこそ、同じ立場だと認めたくなかったのかもしれません。

復讐の皇后54話まとめ

こちらでは54話の展開・あらすじを紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・・

復讐の皇后54話まとめ
  • グラーラが絶句するぐらいの粗末な部屋で、絶対に誰も入れないようにと言い置いて、ローズは部屋に入って行きます。
  • 落ち着いた皇帝は、ローズとの出会いについて語ります。ローズも愛人の子でデロウ男爵夫人がローズの母親を殺めたのです。デロウ男爵は、ローズを男爵家に引き取りました。
  • 数年後、ローズは腹違いの兄に、押し倒されたのです。男爵夫人は、見て見ぬフリをして、そのまま去っていったのです。
  • 翌朝、夫妻はサインをすると、ここまで育てるのにかかった養育費を払えと言います。
  • ローズは金を辺りにばら撒きます。男爵夫人を嘲笑いながら、長生きするようにと別れの言葉を告げます。

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