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【最新話】ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~連載版2巻あらすじ・ネタバレ

『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ 連載版』の第2巻のあらすじと感想を紹介します。

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前巻のあらすじ

鄒宮(すうぐう)の中で、時期妃教育を受ける5人の雛女(ひめ)。

黄玲琳(こうれいりん)は、その中でも「殿下の胡蝶」の呼び声高い、優秀で病弱な娘で。

朱慧月(しゅけいげつ)は、「鄒宮のどぶネズミ」と悪評高い悪女でした。

しかし乞巧節(たなばた)の夜、慧月の道術で、2人の魂が入れ替わって?!

ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~連載版2巻あらすじ・ネタバレ

望めない酌量餌(しゃくりょうえ)

朱慧月として、檻に入れられた玲琳は、その時を静かに待っていました。

慧月の体が処されるという獣尋の儀、それは獣と同じ檻に入れられ、喰われなければ無罪、というもの。

誰にも自分たちが入れ替わったことを話せない呪いをかけられたまま、ついに牢から出ろという声が響きます。

獣尋の儀の行われる場所で、鷲官(しゅうかん)長・辰宇(しんう)は、慧月のことを忌々しく思い出していました。

鄒宮の風紀を取り締まる鷲官の元には、何度も彼女への苦情が持ち込まれました。

権力者には猫撫で声で媚びて、身分の低いものには金切り声でいじめ倒す、そんな彼女に酌量餌を贈るものはいないでしょう。

酌量餌、罪人疑惑のある者と一緒に檻に入る獣に、あらかじめ与えられる餌のことです。

それもなく飢えた獣と同じ檻に入ればどうなるか、結果など決まりきっていました。

皇太子・暁明(ぎょうめい)か入ってきます、辰宇の異母兄にあたる人物です。

今日、継承権のない辰宇に求められるのは、哀れな女・慧月の最期を見届け、獣に荒らされたその肉を片付けることでした。

下男に徹しながら、後宮に渦巻く大きく醜い欲望の中で生き抜くことが、辰宇に与えられた生なのです。

凛とした悪女

朱慧月の後見人・貴妃さえも酌量餌を出さない中、当の慧月がやってきます。

哀れに無様に許しを乞う姿を想像していた面々は、意表を突かれます。

彼女は真っ直ぐに背を伸ばし、前を見つめ、それはもう凛とした様子で、静かにその場に現れたのです。

乞巧節の夜に、病弱な黄玲琳を高楼から突き飛ばした朱慧月だと言うのに、現れた慧月はその罪を認めません。

それもそのはず、今、慧月の体にいる玲琳には、身に覚えのない罪で裁かれてやる理由はないのです。

少しでも皇太子に話を聞いて欲しいと、玲琳の時のように、おにいさま、と話しかければ、彼の逆鱗に触れます。

それは、皇太子が溺愛する従兄妹・玲琳にだけ許された呼び名でした。

獣尋の儀

檻の中に入れられた慧月でしたが、怖がった様子もなく、辰宇は不思議に思います。

目の前にはグルルルと低い唸り声を響かせる獅子、鋭く尖った牙をのぞかせながら、同じ檻の中にいるのです。

だと言うのに目の前の慧月は、あの牙に貫かれたら死んでしまいますね、なんて酷く呑気に話すではありませんか。

どころか彼女は、死には慣れている、と話すのです。

まだ生きている内に死を怖がっていては、体力も気力も持たないから、と。

淡々と話す様子は、まるで言い伝えに出てくる仙人のようでありました。

そのせいでしょうか、餌も与えられず飢えているはずの獅子が、全く慧月を襲わないのです。

よもや慧月は無罪なのではという声が響き出す中、皇太子から冷酷な一声が響きます。
獣の突け、と。

反論しようとする辰宇でしたが、立場的に逆らえるはずもなく、檻の外から携えていた剣で、獅子を刺激しました。

痛みに暴れ回る獅子、我を忘れて檻の中の慧月めがけて飛びかかります。

何事かを叫びながら必死に逃げ回る慧月でしたが、ついに獅子の牙が彼女に届き!?

判定は……?

気が付けば、獅子の亡骸が転がっていました、その口に食い破った彼女の袖を引っ掛けたまま。

辰宇が中に入って確かめれば、獅子は確かに亡くなっていました、毒死です。

毒を盛ったのかと目の前の慧月を咎めれば、彼女は事故だと話します。

檻の中で鼠が誤って自死の薬を飲んでしまい、機会がらあれば弔おうと袖に隠した鼠を、獅子が食ってしまったとのだ、と。

二匹の命を奪ってしまったと項垂れる慧月は、とても冗談を言っているようにも見えず、辰宇は思わず小さく吹き出します。

そしてすぐ様いつもの鷲官の顔に戻り、皇太子に告げるのです。

獣尋の儀の結果、喰われなかった慧月は無罪である、と。

勿論目の前で見ていましたから、この結果を受け入れるしかない皇太子、慧月の無罪を言い渡し去っていきます。

一方辰宇は、檻から出た慧月を眺めていました、未だに檻の中の獅子と鼠に向かって冥福を祈っている彼女を。

別人のようだと話せば、すぐ様振り返った彼女は、しばし目の前でパクパクと口を動かし。

そして、少し淋しそうに微笑みながら、これまでの自分ではないといったことを、仄かにつぶやくのでした。

今までの彼女の悪女っぷりは十分理解しているものの、目の前の慧月に後ろ髪を引かれながら、その場を後にする辰宇なのでした。

一方、慧月様、と、残された慧月(玲琳)に呼びかける声があって?

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ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~連載版2巻を読んだ感想

読者は悪女・慧月の中身が、天女と名高い玲琳だと知っていますけれど、他の人物はそのことを知りません。

獣尋の儀に望む人物が、評判通りの悪女のはずだと思って見てみれば、その豹変っぷりに周りが驚くのも納得です。

玲琳に惚れ込みながら、皇太子は、慧月の中の彼女に、気付くことはありませんでした。

勿論、玲琳の姿をした慧月が、気付かせないよう、巧みに企みを施しているからなのでしょうけれど。

最愛の玲琳を突き落とされて、その結果、ただでさえ病弱な玲琳の体は熱に浮かされました。

彼女を愛する分だけ余計に、皇太子は慧月に対して、憎しみのフィルターが掛かるのかもしれません。

勿論、慧月の変わり身は、彼女が儀式に足を踏み入れた途端に、誰もが感じ取ったことでしょう。

どれだけ哀れに惨めに許しを乞うかと思いきや、彼女は凛と静かに佇んでいたのですから。

慧月の中の玲琳は、慧月を罰する気はなかったのでしょう。

自分が彼女に突き落とされたのは本当でも、その痛みは玲琳の中の慧月が感じたものですし。

どころは今玲琳は、決して自分の力では手にいられなかった、健康な体を手にしました。

罪を強要する皇太子に対して、頑として否と答えたその心は、中身の玲琳として、そして外見の慧月としても。

決して罪など犯していないと、表明した「否」であった気が致します。

慧月の違和感にハッキリと惹かれたのは、皇太子の異母弟である辰宇。

彼がただの習慣ではなく、皇太子の関係者という設定がついているのが、何とも気になります。

その彼だけが、早くから慧月の中の玲琳には気付き始めているということも。

玲琳とキャラクターが、何とも愛らしいです。

前情報では美しく儚い「殿下の胡蝶」果たしてその実態は、鼠も虫も牢屋も死も、ものともしないたくましさを持つ少女。

辰宇に対して死を語るシーンは、何とも魅せました。

病弱だと囁かれる彼女の、病弱具合が、生半可ではないことを仄めかします。

彼女の抱えていた病は、常に死と隣り合わせで、だからこそ彼女は、ちよっとやそっとのことでは動じなくなったのでしょう。

そしてきっと、そのドッシリとした佇まいも、彼女の魅力のひとつなのです。

個人的には、玲琳として皆に守られながら、慧月の体が罰されるのを今か今かと待ち望んでいた、慧月自身が何とも言えず好きです。

いくら憎らしい玲琳が中に入っているとはいえ、自分の体が裁かれるのを、心から望んでいるんですよ?

慧月の悪評を広める誰よりも、「朱慧月」を嫌っているのは、彼女自身なのでしょう。

悲しくて切なくて、哀れで最高に可愛らしいなと思ってしまいます。

最後、慧月(玲琳)に、話しかけたのは誰でしょう?

様付けしていましたから、慧月の侍女でしょうか。

玲琳としては初対面となる人物、お互いどんな反応となるか、楽しみです。

ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~連載版2巻まとめ

こちらでは2巻の展開・あらすじを紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・・

ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~連載版2巻まとめ
  • 朱慧月として、檻に入れられた玲琳は、獣尋の儀を静かに待っていました。入れ替わったことを話せない呪いをかけられたまま、ついに牢から出ます。
  • 慧月は黄玲琳を高楼から突き飛ばした罪を認めません。皇太子におにいさま、と話しかけると、逆鱗に触れます。それは玲琳にだけ許された呼び名だったのでした。
  • 檻の中に入れられた慧月でしたが、獅子が、全く襲いません。辰宇が剣で、獅子を刺激すると、慧月めがけて飛びかかります。
  • 口に食い破った慧月の袖を引っ掛けたまま獅子は毒死しました。獣尋の儀の結果、喰われなかった慧月は無罪を言い渡されました。
  • 檻から出た慧月を辰宇は、別人のようだと話し、その場を後にするのでした。

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