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「けだものたちの時間~狂依存症候群~」19巻あらすじ・ネタバレ

まんが王国配信の人気コミック「けだものたちの時間~狂依存症候群~」19巻のあらすじと感想を紹介します。

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前巻のあらすじ

前回の18巻で、今井の世話を続ける愛理に、優斗は「洗脳が解けていない」と感じます。

優斗が今井を風呂に入れると、今井は「かっこつけ」と呟きました。

苦しむ愛理に対し、優斗は洗脳を解こうと考えていますが……。

けだものたちの時間~狂依存症候群~19巻あらすじ・ネタバレ

実家からの電話に暗い表情を浮かべる愛理

愛理は、人に伝えて理解が得られるものではないと考えています。

歪んでいるのは世界ではなく愛理だからです。

仕事は順調で、関係者からの評価も上々です。

カメラが回っていないところでも本当に良い子だと愛理は好かれていました。

犬が待っているからと家に帰った愛理は、優斗が電話をしているのを見ます。

たまには帰らないと、という内容から家族からだと気付きました。

愛理は暗い表情を浮かべていますが優斗は気付いていません。

旅行のお土産を贈ってくれた、と優斗が言います。

電話を代わるか聞かれ、愛理は「どちらなのか」を確認しました。

母親だと言われ、愛理は電話に手を伸ばします。

電話のあと。

優斗は、釣りの話で父親と盛り上がったと言います。

すると愛理は疲れたから風呂に入ると立ち上がりました。

シャワーを浴びながら、愛理は「いいたくない」と考えています。

今井には話した、父親からの性的虐待。

愛理は、もう誰かに打ち明けることもないだろうと感じています。

風呂から出ると、テレビが集団暴行のニュースを報じていました。

優斗は、こういうやつが1番嫌いだと苦々しい表情を浮かべています。

発熱した今井

休日。

今井が熱を出し、愛理が慌てています。

夜からの女子会はキャンセル。

自分の服が着せられていると気付き、優斗は「うわ」と嫌がっています。

今井の熱は37度、平熱より2度高いのです。

ただの微熱ですぐ治る、と優斗は声を掛けました。

しかし愛理は、医者には見せられないし、と答えます。

すると優斗は、万が一のことがあったら誰が困るのかを聞きます。

本当に「殺せないから飼っているだけなのか」を優斗は確認しました。

愛理は、今井は可哀想な人間なのだと言います。

母親から虐待され、11歳からは性的虐待も受けていた今井。

その話については、優斗も酷いと感じていました。

しかし、それならなぜ逃げなかったのかと優斗は言います。

助けを求めればいいだけだと言うのです。

周りの大人が誰も気付かないはずなどないとも考えています。

そう言われた愛理は、違う、と答えました。

母親の兄からもひどい仕打ちを受けた今井

過去に、愛理と今井は「助けてくれる大人」について話したことがありました。

今井には、母親の兄がいたのです。

久々に会ったおじさんは、ぼろぼろの服を着ている今井に気付きました。

そして、服を買い与え、食事を食べさせたのです。

そのころは、誰かが助けてくれるのではと今井も期待していました。

あるとき、母親の相手をするのが嫌で、今井は家出をしました。

東京から、茨城のおじの家まで歩いたのです。

おじさんは、今井を迎え入れてくれました。

しかし、母親の若い頃にそっくりだと、今井に手を出したのです。

信じていた大人に裏切られたら、もう怖くて誰にも言えないと、愛理は優斗に答えます。

家出がバレた今井は、帰宅して母親に責められました。

今井のような汚い子供を引き取る相手などいないと母親は言ったのです。

「自分から離れて1人で生きることなど出来ない」のだと。

助けが来ることはなく、逃げられない。

生き残るには父親の代わりをするしかなかったのです。

母親は今井を「ひろくん」と呼んでいました。

「ひろくん」と宏和は別の人間。

自分は「ひろくん」で、母親にとっては、父親代わりであり恋人代わり。

毎日セックスが出来て楽しく、つらくはなかったと今井は笑ったのでした。

……そんな話を聞いた優斗は、愛理を疑っているわけではないと言います。

ただし今井のことは信用していないのです。

虐待も狂言なのでは、という優斗に、愛理は「ない」と断言します。

全部が嘘だとは思わないものの、断言できるのは不思議だと優斗は感じていました。

それでも愛理は、分かるのだとしか答えません。

児童相談所の職員が今井の家に来て……

毎日アザだらけだった今井について、近所の誰かが通報したときがありました。

児童相談所の職員らしき人たちが、母親と話をしています。

とはいっても、母親は「帰れ」を繰り返すだけ。

1度話を聞きたい、という職員が、今井の姿を見つけました。

何か困ったことはないか、と聞かれ、今井は母親の姿を見ます。

ぼさぼさの髪に、汚い服。

ハエが飛ぶゴミの山にいる母親を見て、今井は可哀想な人だと感じました。

児童相談所の職員は、「考え直してくれたか」と手を差し伸べます。

SOSさえ出せば、保護に向けて動き出せるというのです。

優しそうな相手ですが、今井はおじさんの裸を思い出し、「ない」と答えました。

母親は、今井が呼んだのではと疑っています。

近所の人だろう、自分はどこにも行かない、と今井は笑いました。

自分がいないと、母親は1人きりになってしまうのです。

「親を捨てるのは、価値観も捨てること」

監禁されていたころ、今井は愛理に、そう話していました。

今井には、親を捨てることができなかったのです。

気持ち悪いと話す優斗の言葉に傷付く愛理

「親のせいで人殺しになったわけではなく本人の責任」

優斗は、愛理にそう言います。

どんな親でも、育ててもらった恩がある、と優斗は断言します。

「家族とできるとか、ありえない、気持ち悪い」

愛理の前で、優斗が呟きます。

その言葉を聞いた愛理は、目を見開きましたが、感情を抑え「そうだね」と答えます。

そろそろ寝ようとする優斗に、今井の熱が下がるまで監視すると愛理は言います。

1人になった愛理は、ソファの上でうずくまるのでした。

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けだものたちの時間~狂依存症候群~19巻を読んだ感想

熱を出した今井に対して動揺する愛理。

37度と、一般から見たら微熱程度です。

ただし、かなり調子が悪そうに見えます。

今回のお話では、愛理が、今井の過去を優斗に説明しています。

信頼していたのに裏切ったおじさん。

これもまた、ひどい話でした。

どうもおじさんは今井の母親に対して邪な感情を持っていた様子。

おじさんからも性的虐待を受けた今井。

そのせいで、児童相談所の人間すら、今井は信用できませんでした。

誰も頼れず、親も捨てられなかった今井。

その気持ちを愛理は理解できますが、優斗は理解できないようです。

優斗は、ごく普通の家庭で育ったに違いありません。

両親から愛情を受けて育った、という感じがします。

正義感もあるように見えます。

ただ、被害者の気持ちに寄り添うことはできないようですね。

もちろん、殺人や暴行など、今井がしたことは、間違っています。

犯罪であり、裁かれるべき人間です。

虐待を受けても、犯罪をせずに生きている人は大勢いるでしょう。

そう考えると、今井を許す気にはなれません。

ただ、「どんな親でも恩があるはず」というのは疑問です。

実際今井は、満足な食事すら与えられていませんでした。

そのあげく殴る蹴るの暴行を受け続け、全身は傷だらけなのです。

恩を感じる必要はないのでは、と感じています。

今回、優斗は大きな失敗をしました。

愛理の前で、親子間でのセックスについて「気持ち悪い」と言ったのです。

もちろん愛理も気持ち悪いと感じていて、望んでいたわけではありません。

同意の上でのことではないのに「気持ち悪い」と言われたらつらいでしょう。

優斗は「普通」すぎて、愛理とは理解しあえないように感じます。

結局のところ、愛理と理解しあえたのは、今井だけ。

それが、とてもつらいところだと感じます。

愛理と優斗とのあいだに距離が生まれるのではないでしょうか。

愛理が受けた父親からの虐待を知らない、優斗。

しかし話しても理解してくれそうにありません。

これは厳しいですよね。

このさき、2人の生活に大きく影響することでしょう。

話さなければ「実家に行こう」という話も出るはず。

愛理は、このまま隠し通すのでしょうか。

優斗に話しておいたほうが良い気がしています。

けだものたちの時間~狂依存症候群~19巻まとめ

こちらでは19巻の展開・あらすじを紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・・

けだものたちの時間~狂依存症候群~19巻まとめ
  • 実家から電話に暗い表情を浮かべる愛理、優斗は、釣りの話で父親と盛り上がったと言います。今井に話した、父親からの性的虐待は「いいたくない」と考えています。
  • 今井が熱を出し、夜からの女子会はキャンセルします。愛理は、今井は可哀想な人間なのだと言います。
  • 今井には、母親の兄がいて、今井は家出をして茨城のおじの家に行きました。しかし、今井に手を出したのです。帰宅して母親に責められました。生き残るには父親の代わりをするしかなかったのです。
  • 児童相談所の職員が今井の家に来ます。しかし、児童相談所の人間すら、今井は信用できませんでした。
  • 優斗は、愛理の前で、親子間でのセックスについて「気持ち悪い」と言います。「そうだね」と答えます。今井の熱が下がるまで監視すると愛理はソファの上でうずくまるのでした。

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