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「ノスタルジヰをもう一度〜大正結婚物語〜」2話あらすじ・ネタバレ

『ノスタルジヰをもう一度〜大正結婚物語〜』の第2話のあらすじと感想を紹介します。

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前話のあらすじ

小さい頃から、和優の妻になるのだと聞かされて育った千紗子。

しかし、父親たちの気まぐれで、なんと和優の弟・和次と結婚します。

実は和次を想い続けてきた千紗子には嬉しい誤算、けれど和次はこの結婚に乗り気ではないようで?

ノスタルジヰをもう一度〜大正結婚物語〜2話あらすじ・ネタバレ

一方通行

こんな突貫工事な結婚は誰だって嫌だろ、と。

和次に言われた千紗子は無言で立ち上がり、そして和次の胸をポカポカと叩きました。

突然の行動に訳の分からない和次、けれど千紗子はショックでした。

折角ずっと想っていた和次と結婚できたというのに、彼はこの結婚を嫌がっているみたいです。

行き場のない怒りをぶつけていると、ふとパシッとその腕を和次が掴んで。

パッと顔を上げれば、困ったように千紗子を見下ろす和次の顔が、思ったよりも近くにあって。

カアアアッと一気に千紗子が顔を赤くしたのを合図のように、2人ともパッと距離を取って、お互いに逆さまの方向を向きます。

だから、気づけなかったのです。

お前も本当は和優と結婚したかったんだろ、と。

呟くように言った和次が、どんな顔をしていたのか。

千紗子が何か言うより先に、和次はもう寝ると、会話を切り上げてしまいます。

そんな和次の様子に、千紗子は片想いを思い知るのでした。

ひとつのベッド

侍女に案内された洋風の寝所には、ふたつの枕を並べた大きなベッドが、堂々と鎮座しておりました。

呆気に取られる千紗子、どうにかならないのかと騒ぐ和次、侍女は、夫婦なのだしベッドもこれしかないと困ったように笑うばかり。

千紗子と和次、2人で顔を見合わせて?

でかでかとしたベッドの端っこと端っこで、お互いを見ないようにして眠ることに。

絶対にこっちを向くなと言う和次の言葉に、カチンときた千紗子は思わず彼につっかかります。

途端に、だから来るなって!と声を大きくする和次、その様子に、何だか千紗子を馬鹿らしくなってきてしまいます。

呆れたように諦めたように、もうとひと息ついて、大人しく和次に背を向けて、ベッドに横になります。

夫婦になったというのに、何とも先の思いやられるスタートです。

和次のしがらみ

ベッドに入ってしばらく、和次がそっと声を掛けるも、千紗子が答える声はありません。

振り向けば、反対側の端っこにいたはずの千紗子は、なんと和次のすくそばにいて。

どころか、まるで甘えるようにして、両手を揃えて和次の背中に擦り寄ってくるのです!

ギョッとしながら見遣れば、千紗子は穏やかな寝息を立てて、スッカリ眠っているようです。

幼い頃からから見てきた彼女の、あどけない寝顔。

ずっと兄・和優の妻になるのだと思ってきた彼女は、今は自分の妻となって横で安らかに眠っていて。

吸い寄せられるように、彼女の頬に手を伸ばしていた和次ですが、ハッと我に帰ります。

耐えきれずベッドを抜け出し、あくまで千紗子を起こさないようにヒッソリと。

そして、部屋から出て扉を出た途端、ズルズルとその場に座り込むのです。

真っ赤になったその頬を、見ている者は誰もいません。

可愛すぎるだろ、と耐えきれず漏れたその声を、聞いている者は誰もいません。

ずっとずっと想い続けた千紗子が、すぐ隣で眠っているのです。

顔に出ないように抑えるのが必死で、とてもじゃないですが、隣で眠ることなんて、できそうにありません。

まるで自分に縋るように、寄り添って眠っていた千紗子を思い出します。

けれど思い上がってはいかないと、必死に心に蓋をします。

和次との結婚は、父親たちの勝手な気まぐれで、突然に起こったいわば事故のようなもの。

千紗子が結婚するべきなのは、幼い頃から彼女が自分の夫になると信じてきた、自分の兄・和優なのだから、と。

冷めない熱を抱えながら、夜更けにひとり想いを抑える和次なのでした。




和優の思惑

一方その頃、和優が執事に伝えます。

今度の社交界、千紗子と和次が夫婦として初めて参加する場に、自分も参加すると伝えてくれ、と。

執事が下がった部屋で、彼はひとり、窓の外を見遣りました。

今頃、夫婦としてひとつ屋根の下にいるであろう、幼い頃から自分の妻になると聞かされてきた千紗子と、弟の和次。

本来なら、和優がいるはずだった場所。

返してもらおうか、和次、と。

呟き和優の表情は、酷く穏やかです。

底知れない和優、火照りの冷めない和次をよそに、千紗子だけが何も知らず安らかに、夢の世界に導かれているのでした。

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ノスタルジヰをもう一度〜大正結婚物語〜2話を読んだ感想

げっ、お兄様が思ったより好戦的です。

というよりこの兄弟、てっきり育て方に問題があるだけかと思っていたら、子供たちにもしっかり影響が出てしまっているのですね。

嫌だわあ。

和次、千紗子と結婚したのは自分だというのに、未だに彼女と結婚すべきは兄なのだと、自制しております。

彼女と結婚すべき「だった」のは兄で、彼女は兄と結婚するはず「だった」女性で、今はもう自分のものであるにも関わらず、です。

千紗子を想うが故なのでしょうけれど、どうにも、兄には勝てないと刷り込まれているようにも感じられて、ゾッと致します。

兄様は兄様で、全然弟にやさしく無さそうです。

千紗子にウッカリかコッソリか想いを打ち明ける程度なのかと思っていれば、ガッツリ弟に喧嘩売りに行く気満々です。

兄様の、本来自分がいるべき場所、という言葉に、親父様達の罪深さを感じました。

だからおそらく、和優はやさしくないのでしょう。

千紗子から見た彼が、誰にでも好かれるやさしい人だっただけで。

和優からすれば、未来を自分とともに生きていく、たったひとりの女の子の前で、やさしかっただけなのではないでしょうか。

新婚さんたちの新居にいるのは、和服姿のメイドさんで、兄様がいる書斎に控えるのは、スーツ(?)姿の執事です。

新婚さんたちの新しい居場所は、家を兄弟の親父様が、身の回りの服や人などを千紗子の親父様が、用意したのでしょうか。

控えていたのが執事ではなく侍女だったのも、何となく、千紗子に合わせた人選なのかなと感じました。

結婚初夜でひとつのベッドを前にしたというのに、千紗子も和次も、照れた様子もなくただ困っていたのが、面白かったです。

「結婚」を、どう受け取るかの違いなのかな、と思います。

平安時代なんかだと、結婚の際には男性が女性と寝屋を共にし続けて、3日目に餅を食べて初めて、結婚が成立するとかですよね。

その儀式の前に、文などのやり取りでお互いを知った上で、結ばれる「ゴール」が結婚なのかと思います。

結局は、身体的な結びつきも、女性方の家が用意した餅を男性が食べるという風習も。

相手を自分方に取り込むこと、が目的なのかなと思いますけれど。

対して千紗子と和次にとって、この結婚は「スタート」に過ぎません。

幼い頃から一緒にいてお互いに好き合っているのに、互いを自分のパートナーとして見たことは、ただの一度もないのですから。

いえ、和次が未だに、千紗子の横にいるべきは兄である、と思っているなら、スタートにすら立っていない可能性すらあります。

このままだと本当に親父様達の罪深さが加速するばかりなので、和優の性格の悪さに賭けるしかないのかなと思います。

これでもし兄様が心底千紗子を好いていたりなんてした日には、兄様が救われない。

千紗子と和次が想い合っていて、兄様は千紗子を家柄とか取り決めとか、ただの結婚相手として見ていないとかでないと。

ハッピーエンドに浸れない。

ああそうか、感じていた違和感は、登場人物達にとってのこの結婚が、「ゴール」ではないことみたいです。

初夜に恥じらわない千紗子も、未だに和優に遠慮するような態度の和次も、弟から千紗子を奪い返す気満々の兄様も。

自分の伴侶を、弟の伴侶を、まだ誰も伴侶と認められていないのです。

この物語は、「結婚」「夫婦」という箱が先に作られてしまって、その「側」に心が追いつくまでの、そんなお話になりそうです。

ノスタルジヰをもう一度〜大正結婚物語〜2話まとめ

こちらでは2話の展開・あらすじを紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・・

ノスタルジヰをもう一度〜大正結婚物語〜2話まとめ
  • 和次は、この結婚を嫌がっているみたいで千紗子はショックでした。そんな和次の様子に、千紗子は片想いを思い知るのでした。
  • ひとつのベットに離れてお互いを見ないようにして眠ることに。
  • 千紗子は、和次の背中に擦り寄って眠っていて和次はベッドを抜け出します。ずっと想い続けた千紗子と夫婦になれたが、彼女と結婚すべきは兄なのだと、自制します。
  • 和優は今度の社交界に、自分も参加すると、執事に伝えます。和優は弟から千紗子を奪い返そうと考えていました。

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