少女/女性漫画

「授か離婚」ネタバレ9巻!あらすじ・感想を紹介!親ゼーガ派と脱ゼーガ派

シーモア独占配信の人気コミック「授か離婚」。

「続きが気になる!」
「主人公はどうなる?!」

こちらでは「授か離婚9巻」の展開・あらすじをご紹介していきます!

<前話 全話一覧 次話>

前回のあらすじ

前回は、マリーニという青年にナンパされた話を聞かされたライアンが、突然フェデリカを早退扱いにして自宅に帰しました。

治療院まで迎えに来たアルマンドと共に邸に戻ったフェデリカは、アーロンとイレーネが同席している大部屋に連れて行かれ、「すべて説明する」と約束した夫の話を聞くことに。

その中でフェデリカは、ジョージィの垂れ流した噂を鵜呑みにしたアルマンドが妻の行動を監視するため、登山用の魔道具に盗聴器を仕込んでいた事を聞かされ、強いショックを受けました。

しかし、盗み聞きしていた会話の内容から彼女の本当の人柄を知ったアルマンドは、「最初から貴女を信じるべきだった」と自分の非を認め、深々と頭を下げます。

その態度を見たフェデリカは彼の背信行為を許し、マリーニの素性を教えてほしいと要求しました。

授か離婚9巻のあらすじネタバレ

フェデリカを巡る権力闘争

アルマンドの衝撃的な告白を聞いた翌日。
フェデリカはドレスを着たまま、大の字になって自室のベッドの上に寝転がっていました。

「ふふ……こんなだらしない格好で寝てる所を見られたら、イレーネさんに怒られちゃうかな……?」

自嘲気味に笑ったフェデリカは、ゆっくり目を閉じて昨晩の出来事を回想し始めます。

盗聴の件が片付いた後、アルマンドが最初に語り出したのは、この国の上層部で展開されている権力闘争の縮図についてでした。

この国ではゼーガ神殿という宗教組織が政治にも介入するほどの圧倒的権力を持っていますが、近年になって彼らを煙たがる「脱ゼーガ派」と呼ばれる勢力が王族・上位貴族を中心に興り始めたとのこと。

脱ゼーガ派はゼーガ神殿の教えを真っ向から否定していて、「色無しは精霊の加護を得られなかった出来損ないである」という思想にも反発。

そのため、色無しでありながら高度な治療魔法を使えるフェデリカを、自分達の活動のシンボルにしようとする計画があったというのです。

それに気づいた「親ゼーガ派」は、逆にフェデリカを社会の表舞台で活躍できないよう徹底的に冷遇。

治療院の前院長もその親ゼーガ派の一人だったと聞いたフェデリカは、彼が自分に対して理不尽な嫌がらせを繰り返していた本当の理由に納得しました。

両派閥がフェデリカを巡って熾烈な駆け引きを展開していた頃、あろうことかフェデリカ本人が伯爵家の三男坊・アルマンドと結婚する事態に。

脱ゼーガ派がこの機にアルマンドを仲間に引き入れようと躍起になる中、強大な権力の後ろ盾を手にしてしまったフェデリカに警戒心を抱いた親ゼーガ派は、あらゆる悪評を垂れ流して彼を混乱させる作戦を実行。

そして悩みに悩んだアルマンドは、とうとう盗聴器を持ち出すほど精神的に追い詰められてしまいました。

しかしその結果、アルマンドはフェデリカの素晴らしい人柄に気づき、彼女を冷遇する親ゼーガ派こそ憎むべき敵だと認定。

監査室に掛け合い、治療院の前院長らの不正を暴き出したのです。

皮肉にも、自らの策で墓穴を掘ってしまった親ゼーガ派。

公務だとごまかし、目の下にクマを作ってまで妻を守るために水面下で奮闘し続けていたアルマンドの活躍を知ったフェデリカは、感動のあまり言葉を失ってしまいました。

マリーニの来国目的

そしてアルマンドは遂に、王城の廊下でフェデリカをナンパしてきたマリーニという人物について語り始めました。

ヴィート・マリーニ卿は魔法適性について調査している研究者であり、隣国エシェロンから派遣された使節団の一人。

エシェロンには治療魔法の使い手がいないので、治療魔法がどんな属性の魔法なのか研究するため、フェデリカを名指しで調査協力を求めてきたとのこと。

知らない所で自分の噂が隣国に知れ渡っている事に一抹の不安を抱いたフェデリカは、どう対応すれば良いのかとアルマンドに相談します。

するとアルマンドは、「可能な範囲で良いから、ぜひマリーニ卿に協力してほしい」と答えました。

エシェロンは色無し差別が無い国であり、マリーニの研究はゼーガ神殿を揺さぶる絶好のチャンス。

もしも彼の提唱する「色無しに関する仮説」が正しいと判明すれば、ゼーガ神殿の教えが根本から間違っていた事が証明され、親ゼーガ派の影響力を大幅に抑制できる。

それは、これまでこの国に根付いてきた色無しへの偏見や差別を無くす切っ掛けになるだろうとアルマンドは主張しました。

その話を聞いたフェデリカは喜ぶどころか、突拍子もないスケールの大きさに恐れをなし、思わず顔を強張らせてしまいます。

自分の行動次第で、この国で暮らす全ての色無しの未来が決まってしまうかもしれない。

そう考えると、あまりにも荷が重すぎて心が潰れそうな気分でした。

アルマンドの想い

沈痛な表情からフェデリカの心情を読み取ったアルマンドは、「俺も困っている」と言って照れ笑いを浮かべました。

好意を寄せていた女性とやっと結婚できて子供まで授かったのに、その妻は子を産んだらすぐに離婚すると言い出す始末。

おまけに、妻の存在がとんでもない外交問題にまで発展して、全く気の休まる暇が無い。

出来ることなら、治療院の仕事も綺麗サッパリ辞めさせて、ずっと家の中に閉じ込めておきたいくらいだ。

そう囁いたアルマンドは、フェデリカの手の甲にそっと口づけをして自らの愛を示しました。

「どうせ俺は家を継ぐ身分でもないから、妻として必要な仕事はたいして無い 貴女が治療師の仕事を続けたいと言うなら無理強いはしないが」

「妻として必要な仕事……?」

手にキスされて密かに胸をときめかせていたフェデリカでしたが、彼が何気なく口にした言葉に胸を痛めます。

本来、貴族の妻は社交界で他の貴族との交流を深めるもの。
それなのに、引っ込み思案なフェデリカは子をなす事だけ考えて、貴族の妻としての仕事を何も果たしてこなかったのです。

よく考えてみれば、フェデリカはトルトラ家の両親と一切顔を合わせていません。

もしもアルマンド様が自分と結婚したせいで、ご家族から絶縁でもされていたらどうしよう……?

不安な気持ちに駆られたフェデリカでしたが、その答えを知るのが怖くて、どうしても質問を切り出せませんでした。

うつむいたフェデリカがずっとまごまごしている事に気づいたアルマンドは、「前にも伝えたが言いたい事があるなら何でも言ってほしい」と迫ります。

逡巡したフェデリカはとうとう観念し、自分との結婚のせいで家族仲が悪くなったりしていないかと尋ねました。

それを聞いたアルマンドは優しく微笑み、「そんな事を気にしていたのか」と言ってクスクス笑い出しました。

跡継ぎにならない貴族の三男坊など、どの家柄でもほったらかし扱いになるもの。

むしろ、自分の父親は治療魔法の使い手であるフェデリカを高く評価しているくらいだ、とアルマンドは説明しました。

幸運な男

孤児院出身である点も、逆に考えれば貴族出身である可能性も考えられるという事。

色無しについても、この先大きく評価が覆る可能性があるのだから心配いらない、とアルマンドは気遣います。

「それに何より、貴女には『実績』があるではないか」

「実績……?」

たとえ悪辣な前院長によって記録が改竄されても、人の記憶までは改竄できない。

騎士団の訓練に参加する多くの令嬢たちが婚活目的で色目を使う事ばかり考えている中、フェデリカに治療してもらった者たちは皆彼女の腕前を絶賛している。

きっと、少しでも求婚のタイミングが遅れていたら、他の者がフェデリカをめとっていただろう、とアルマンドはつぶやきました。

「俺が貴女に求婚できたのは、俺が三男という自由な立場にあり、したたかな考え方をする父の理解を得られた事が大きい……貴女と結婚できた俺は本当に幸運だった……」

優しい眼差しでジッと見つめられたフェデリカは、耳まで真っ赤になってうつむいてしまいます。

「そ……そんな事ありません!私なんかに求婚する方なんて……!」

フェデリカが否定しようとすると、彼女の唇にそっと人差し指を当てたアルマンドが首を横に振りました。

「また『私なんか』と言ったな?まったく……貴女の自己評価の低さは本当に厄介だな」

苦笑したアルマンドは、慈しむように彼女の手を握り締めて言いました。

「その言動が貴女の境遇から来るものだという事は重々承知している だからこそ、今回の使節団の件は貴女を変える良い機会なのだ」

優しく、そして猛々しく微笑むアルマンドの顔つきを見たフェデリカは、あまりの驚きで彼から目を離せなくなってしまいました。

運命の二択

昨晩の出来事を回想し終えたフェデリカは、ゆっくりとベッドから起き上がり、部屋の窓を開けました。

憎たらしいくらいに澄み切った快晴の屋外から、心地良い風が吹き込んできます。

フェデリカは空を見上げながら、これからどうすればいいのか考え始めました。

マリーニ卿からの調査協力については、成り行きに任せるしかない話。

一番の問題は、子供を産んでからどうするのか、この結婚生活を続けるのか終わらせるのか、その二択なのです。

貴族流の「普通」が分からないフェデリカには、他人が漏らす噂を鵜呑みにしたり妻の会話を盗聴したりするアルマンドの行動が、良い事なのか悪い事なのかイマイチ判断できません。

少なくとも、彼が自分に捧げてくれる愛情は、とても心地良くて嬉しいもの。

たとえ分不相応だと分かっていても、出来ることならずっとこの邸で暮らしていたいという気持ちがあるのも事実でした。

こんな素敵な環境でこの子を育てていけるなら……。

自分のお腹にそっと手を当てたフェデリカは、「育てる」という言葉に反応してハッと我に返ります。

強い不安と焦燥感を覚え、抑えきれないほどの感情が一気に湧き上がってきました。

その時、部屋の扉をノックする音と共に、廊下から自分を呼ぶイレーネの声が聞こえてきます。

「奥様、失礼いたします」

いつものように仏頂面で入室してきたイレーネは、トレイに乗せたお茶を差し出してティータイムの休息を勧めました。

「ありがとうございます、イレーネさん……」

うやうやしくお辞儀したイレーネは、顔を上げてフェデリカと向かい合った途端、目を大きく見開いて固まってしまいます。

「奥様……いかがされたのですか……?」

「……え?」

愕然とするイレーネの瞳には、自分でも気付かないうちに大粒の涙を流して泣いていたフェデリカの悲痛な姿が映っていました。

<前話 全話一覧 次話>

授か離婚を無料で読めるか調査した結果

「授か離婚」はシーモア独占配信のため、今のところは他サイトで読む方法はないようです…

「授か離婚」を読む事はできませんが、SNSで話題の作品をU-NEXTなら無料で読むことが出来ます!

ここからはU-NEXT無料トライアル登録で付与される600ポイントを利用して、無料で読める漫画作品を人気ランキング順にご紹介いたします。
無料トライアル期間内の解約で料金は一切発生しませんので、U-NEXTは安心して漫画を読めると口コミも好評です◎

ランキング外の作品が気になる方はU-NEXTの公式サイトから確認してみてくださいね♪

9巻を読んだ感想

遂に、これまでフェデリカの周辺で発生してきた数々の事件の謎が明らかになりましたね。

ゼーガ神殿の教えが普及している国内で、彼らの権力に盲従する「親ゼーガ派」とそれに逆らう「脱ゼーガ派」が混在していたとは驚きでした。

色無しフェデリカを巡って両派閥が対立する中、結婚を機に両陣営の権力闘争に巻き込まれてしまったアルマンド。

水面下でうごめく政治的駆け引きの妙が、何ともリアルで唸らされます。

当初はオーソドックスなラブコメ作品かと思っていましたが、様々な思惑が交差する濃厚な人間ドラマを描いたシナリオはハリウッド映画並です。

マリーニの提唱する色無しの真実とは、一体どんなものなのでしょう?

ここに来て、急展開を見せ始めたストーリー展開の行方がますます気になってきました。

親ゼーガ派の独善的な教えが間違っている事が証明されれば、色無し差別が払拭され、フェデリカの自虐気味な性格も改善できることでしょう。

マリーニの研究が、全ての未来を大きく左右しそうですね。

それにしても、フェデリカと結婚できた自分は幸運だったと語るアルマンドは、とても素敵でした。

目の前でこんな大胆な発言をされたら、どんな女性も胸キュン必至。

今まで辛い思いをしてきた分、フェデリカには目一杯幸せになってもらいたいものです。

はたして、アルマンドとの結婚生活に葛藤し続けるフェデリカは、授か離婚計画を翻す勇気を持てるのでしょうか?

第10話の展開から目を離せませんね!

<前話 全話一覧 次話>

授か離婚9巻!まとめ

こちらでは9巻の展開・あらすじをご紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・。

授か離婚9巻のまとめ
  • アルマンドはフェデリカの素晴らしい人柄に気づき、彼女を冷遇する親ゼーガ派こそ憎むべき敵だと認定。監査室に掛け合い、治療院の前院長らの不正を暴き出した。
  • 騎士団の訓練に参加する多くの令嬢たちが婚活目的で色目を使う事ばかり考えている中、フェデリカに治療してもらった者たちは皆彼女の腕前を絶賛。きっと、少しでも求婚のタイミングが遅れていたら、他の者がフェデリカをめとっていただろう、とアルマンドはつぶやくのだった。
  • 愕然とするイレーネの瞳には、自分でも気付かないうちに大粒の涙を流して泣いていたフェデリカの悲痛な姿が映っているのだった。