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その悪女に気をつけてくださいネタバレ48話!あらすじ感想!この世界を知る人物

ピッコマ独占配信の人気コミック「その悪女に気をつけてください」。

「続きが気になる!」
「メリッサはどうなる?」

こちらでは「その悪女に気をつけてください48話」の展開・あらすじをご紹介していきます!

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前回までのあらすじ

前回は、狩り大会から戻ってきたメリッサがお風呂に入ってのんびりくつろぐ中、ポジェブラト邸から突如ユーリが消える事件が勃発しました。

ユーリを探すためにナインと共に庭園に向かったメリッサは、そこで愛犬リエーフと出くわします。

リエーフは突然人間の言葉を喋り始め、皮肉たっぷりの口調でメリッサを挑発してきます。

その正体は、人間の女に惚れたジャックに好奇心を抱き、リエーフの身体に取りついて館に忍び込んできた狼人間種族最凶の呪術師・ミゼンでした。

ミゼンは、自分がユーリを誘拐したと暴露。

そして、ジャック・メリッサ・ナインの3人を名指しし、ユーリを助けに来いと挑戦状を叩きつけてきました。

その悪女に気をつけてください48話のネタバレ

ミゼン・フォトンの正体

ユーリを誘拐した男ミゼン・フォトンは、狼人間種族の中で一番手に君臨している実力者です。

仲間の間では次期首長として敬われていて、二番手のジャックでも彼には敵いません。

容姿は長髪のイケメンで、極めて自己中心的な性格の持ち主。

ピーコック・メロディと若干タイプが似ているものの、自分の性悪な所をためらうことなくさらけ出す豪快な振る舞いにはむしろ清々しさを感じさせます。

読者の間では、ミゼンはメリッサよりも人気の高い悪役サブキャラでもありました。

かつて一人の読者としてミゼンに夢中になっていたメリッサとしては、こんな卑劣な男に憧れていた自分を恥じずにいられません。

そしてメリッサにとってもう一つ気になっていたのが、ミゼンはナインの双子の兄であるという点です。

外見はナインにそっくりながら、二人の性格は正反対。

作中では全く出番なく退場したエキストラ役のナインが兄・ミゼンと真っ向から対峙する展開になったことは、明らかに小説と異なる物語が始まろうとしている事を示唆していました。

作戦会議

リエーフに取りついたミゼンが去って行くと、メリッサはすぐにジャック・ナイン・ヨナを部屋に集めて作戦会議を始めました。

ユーリが誘拐されたことを伝えた途端、ジャックは鬼の形相に変わってテーブルをぶっ叩き、誰の仕業かと声を荒げます。

「あんたんとこの次期首長よ どうしてくれんの?」

誘拐犯の正体がミゼンだと知ると、それまで強がっていたジャックの威勢が急に弱腰になります。

「あんな奴、俺が覚醒すれば一発で倒してやるのに……」と小声でブツブツ愚痴を言うジャックを見て、メリッサは大きく溜め息をつきました。

原作の小説内では、誘拐されたユーリを救うために立ち上がったジャックがミゼンとのタイマンの末に覚醒を果たし、彼女を救出して狼人間種族の一番手の座を勝ち取る展開になっています。

しかし、それは雪の降りしきる冬の時期の話。
まだ初秋の現在では、未熟なジャックの覚醒にはとても期待できそうにありません。

メリッサが頭を抱えていると、彼女の脇に控えていたヨナがゆっくりと口を挟みました。

「『自分の足で来い』と言ってきた以上、おそらくこれは罠でしょう」

メリッサはヨナの意見に同意しつつ、それでも何もしないわけにはいかないと語気を強めます。

「エリザベス家にご連絡は?」

「もうしたわ」

ポジェブラト家の邸宅内で誘拐事件が起こってしまった以上、そのことを家族に伝えるのが筋。

何より、メリッサはユーリを守り切れなかったことに対して、強い自責の念を抱いていました。

しかし、帝国最強の魔術師軍団であるエリザベス一族に知らせた所で、彼らにはどうすることも出来ないだろうという諦観もありました。

この世界では魔術師と狼人間は水と油のように交わらない存在であり、一切干渉し合わないのが暗黙のルール。

その上、頭の切れるミゼンなら、今頃ユーリを魔法の効かない結界の中に閉じ込めているだろうとメリッサは予想していました。

ユーリを助けるためには、やはり危険を覚悟で自分たちが直接乗り込むしかない……。

腹をくくったメリッサは、ゆっくりと一同を見回しました。

ユーリ救出団、結成!

メリッサと目が合った瞬間、嫌な予感がしたヨナがすぐに挙手して「質問があります」と口を開こうとします。

「今月の給料8倍」

メリッサの言葉を聞いたヨナはすぐに態度を変え、「質問はありません」とつぶやいて同行を承諾しました。

次にジャックに視線を向けたメリッサは、「あんたも一緒に行くわよ」と彼をそそのかします。

一瞬体をビクッと震わせて尻込みしたジャックでしたが、「言われなくても行くつもりだったさ!」と強がりの笑い声をあげて応じました。

最後にナインに視線を向けたメリッサは、彼をこの戦いに同行させることに抵抗を感じていました。

ナインは、リエーフに取りついたミゼンと出会ってから明らかに顔色が良くありません。

双子の関係といえども、決して良い兄ではないミゼンと関わりたくなさそうなのは一目瞭然。

しかも、自分の牙と舌を奪った宿敵・ジャックと一緒に狼人間の森に向かうのは、彼のトラウマをえぐるような行為です。

しかし、メリッサの視線に気づいたナインは、爽やかな微笑みを浮かべながら同行を自ら志願しました。

「大丈夫です 僕も一度は森に戻らなきゃと思ってましたから」

その言葉を聞いたメリッサは、驚きと共に少し寂しい気持になります。

ポジェブラト邸での生活にすっかり満足してると思ってたのに、やっぱり本当は生まれ育った場所で暮らしたいのかな……?

いやいや、きっと故郷にやり残したことがあるんでしょ……!

今はそんなことを考えている場合じゃないわ……!

気合を入れ直したメリッサは大きく手を叩き、一同を鼓舞しました。

「みんな!時間が無いから作戦は現地に向かいながら立てるわよ!準備して!」

戦闘服に着替えたメリッサは腰に聖剣を差すと、ヨナ・ジャック・ナインと共に馬車に乗り込んで狼人間の森へ出発しました。

操り人形の嘆き

一方その頃、ミゼンのアジトに連れて来られたユーリは、魔法をはじく魔法陣バリアの中に監禁されていました。

体育座りのまま、物憂げな表情でずっとうつむいているユーリ。

どこからか、彼女に対して話しかける謎の声が聞こえてきます。

「物語が変わってきている」

「そうね」

「どうして元に戻そうとしない?」

「満足してるから」

ユーリは小声で謎の声に返答しながら、少しだけ顔を上げました。

その視線の先では、ナインにそっくりな男・ミゼンが結界を張る作業を続けていました。

シナリオ通りなら、あの男が私をさらうにはまだ早い……。

あの男の物語もねじ曲がった……。

ユーリは氷のような眼差しでミゼンを見つめながら、全て知り尽くしているこの世界の未来が徐々に崩れつつある現状を冷静に受け止めていました。

「ユーリ お前はヒロインだ 男たちの心を全て鷲掴みにしなければならない」

「私は嫌気がさすほど愛されてきたわ もう要らない」

ユーリが謎の声との対話を続けても、すぐ近くにいるミゼンは全く気付きもしません。

ストーリーと関係のない言葉は、キャラクターの耳には届かない……。

結局、あの男もこの世界を動かすチェスの駒の一つに過ぎない……。

私と同じ、運命に支配された操り人形の一つ……。

ユーリはその場にうずくまったまま、冷めた目で自分の立場を客観視していました。

運命の声

その時、ユーリの脳裏にメリッサの姿が浮かびます。

きつい顔立ちの公爵家の令嬢メリッサ・ポジェブラト。

幼子のわがまま程度の振る舞いを見せる彼女が悪女呼ばわりされ、一族ごと没落してしまう奇妙なストーリー。

一方のユーリは皇太子イアンの腕に抱かれながら、陳腐なハッピーエンドを迎えるのがこの世界のルールだったはず。

しかし、メリッサはピーコック・メロディに啖呵(たんか)を切り、ユーリと恋に落ちる宿命の男たちに真っ向から抗う行動を繰り返しています。

彼女もまた、この世界の操り人形の一つに過ぎなかったはずなのに、あの人は何故変わったのだろう……。

私たちは、作られた世界に合わせて永遠に回り続ける歯車のような存在なのに……。

ユーリは運命に身をゆだねることしか出来ない自分と違い、この世界のさだめに全く従おうとしないメリッサの存在がずっと気になっていました。

「さっきから何をつぶやいている?ユーリ・エリザベス ヒロインならそれらしくしろ!」

ユーリは謎の声に対して不敵な笑みを浮かべ、「私は本当にヒロインなの?」と言い返しました。

舞踏会に行け……。

お茶会を開け……。

誘拐されろ……。

事あるごとに自分に囁き、未来を決定づける謎の声。

内心では不満を抱きながらも、ユーリはその指示に従うことが自分たちの運命なのだと諦めていました。

それなのに、どうしてあの人だけはあんなに自由でいられるのだろう……?

運命の声が聞こえていないのか、それとも聞こえているのに声に逆らい続けて生きているのか……?

ひょっとしたら、自分はこの世界のヒロインではないのかもしれない。

ひょっとしたら、今回自分を助けに来るのは血まみれのジャックではないのかもしれない。

ユーリは魔法陣のバリアの中でうずくまりながら、メリッサが自分に救いの手を差し伸べてくれることを願い続けていました。

ユーリさん、大丈夫ですか……?

その光景を思い描いているユーリが、ひそかな高揚感に頬を紅潮させた所で第48話は終了しました。

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48話を読んだ感想

ミゼンの暴走に端を発した一連の誘拐騒動は、予想以上にシリアスな様相を呈してきましたね。

これまでユーリをむしばむ呪いのような力の存在が伏線として描かれていましたが、その正体も少しずつ明らかになってきました。

この世界が小説「愛するアイツら」のストーリーに準拠して展開される空間であることを知っているのは、現実世界から転生してきたメリッサ一人だけだったはず。

しかし、ユーリもまた、この世界の未来を知るもう一人の人物であったことは非常に驚きでした。

架空の世界のキャラクターは、いわば決められたレールの上を歩かされるだけの人形のようなもの。

きっと彼女は、自分が作られた存在であることを知り、運命の声に抗えない自分の弱さに絶望を抱えながら生きてきたのでしょうね。

自分の意志ではなく、第三者に突き動かされるだけの人生ほど悲しい物はありません。

「神」と呼ばれる存在の絶対的な力は、人間にとってまさに呪いそのものです。

ユーリの抱えている苦悩は、幼い頃から学校や塾に通わされ、受験や就職を余儀なくされている私達現代人の生き様を風刺しているようにも感じました。

会社の社長さんであろうと政治家であろうと、私たちは所詮社会を構成する歯車の一つ。

社会の秩序に順応するためだけに存在している機械のような人生を客観視すると、生きているだけで無性に虚しくなることがあります。

支配から解き放たれたいと願うのは、矛盾だらけの社会の中で生きている人間が心の中に秘めている根源的な欲求です。

「いっそ全て壊れてしまえばいいのに」と願いたくなるユーリの気持ちには、多くの方が共感を覚えたことでしょう。

ヒロインというポジションに拘束されているユーリが、自らの手で人生を切り開く展開が訪れることを願わずにいられません。

はたして、メリッサは強敵ミゼンを倒してユーリを救出できるのでしょうか?

そして、この世界の運命に縛られているユーリの魂を真の意味で救済することが出来るのでしょうか?

第49話も見逃せませんね!

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その悪女に気をつけてください48話!まとめ

こちらでは48話の展開・あらすじをご紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・。

その悪女に気をつけてください48話のまとめ
  • 作中では全く出番なく退場したエキストラ役のナインが兄・ミゼンと真っ向から対峙する展開になった。
  • 戦闘服に着替えたメリッサは腰に聖剣を差すと、ヨナ・ジャック・ナインと共に馬車に乗り込んで狼人間の森へ出発。
  • ユーリは魔法陣のバリアの中でうずくまりながら、メリッサが自分に救いの手を差し伸べてくれることを願い続けていた。