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「全力で愛していいかな」21巻あらすじ・ネタバレ。離れたくない

広告で大人気の漫画「全力で愛していいかな」の第20巻のあらすじと感想を紹介します。

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前巻のあらすじ

男性と抱き合っている、千世の姿。

瀬尾さんの瞳から、ボロリと涙が零れ。

我に返った彼は、その場から逃げ出します。

一方、先輩の旦那さんと、先輩の妊娠を喜び合っていた千世。

瀬尾さんの涙を見て青ざめ、すぐさま彼を追いかけますが—-?

全力で愛していいかな21巻あらすじ・ネタバレ

片想い

追いついた千世を、瀬尾さんは拒みます。

ひとりにしてくれないかな、と。

それでも千世は、掴んだ彼の手を離せません。

必死に、説明をしようとします。

あれは、先輩の旦那さんで、先輩の妊娠を一緒に喜んでいただけ。

けれど瀬尾さんは、その言葉を遮ります。

千世ちゃんは何も気にしなくていい、と。

僕が勝手に君を想っているだけだから、と。

決して、千世を振り向きません。

ただ少しだけキツかった、と。

千世の掴んだ手を、力なく払って。

千世から、離れていこうとするのです。

引きとめる

千世は、その背中に縋りつきます。

ごめんなさい、と必死に謝って。

彼を引き留めます。

この気持ちにどんな名前がつくのか、千世にはまだ分かりません。

けれど、嫌でした。

今瀬尾さんと離れるのだけは、嫌でした。

初めて見た、瀬尾さんの涙。

こみあげる苦しさに、千世の目にも。

涙が浮かんでいました。

瀬尾さんと離れたくない、と。

瀬尾さんが泣いているのは苦しい、と。

口から零れた言葉は、千世の本心でした。

そっと、彼の背中から離れます。

すると、瀬尾さんが振り向きます。

まだ迷っているような、ゆっくりとした足取りで。

千世は、思わず見惚れてしまいました。

困っちゃうな、と少し赤くなった目で。

言葉どおり、困ったように笑う瀬尾さんが。

ただただ、綺麗で。

繋がれた手

それから、確かめ合うように、手を繋いで。

辿り着いたのは、瀬尾さんのおうちでした。

おうちに着くなり、千世は尋ねます。

シャワーを借りていいですか、と。

色々なことが、一度に起きすぎて。

少し、落ち着きたかったのです。

千世は、気付きませんでした。

千世が尋ねると同時に。

瀬尾さんの動きが、止まったことに。

ちょっと落ち着きたい、と。

顔を赤くしたまま、困ったように話す千世。

瀬尾さんは、じっと彼女を見つめます。

そして、少しの間を置いて。

どうぞ、と。

絞り出すように、つぶやくのでした。

後ろ手チャックのワンピース

脱衣所にやってきた千世はようやく。

ふーーっと、深く息を吐きだします。

まだ、感情が落ち着きません。

先輩の妊娠、瀬尾さんの涙、離れようとした彼、振り向いてくれた時の美しさ。

あまりに忙しなく動く感情に、千世の顔はいつまでも赤いままです。

初めて見た、瀬尾さんの涙。

瀬尾さん本当に大丈夫かな、と。

心配しながらも、服を脱いでいきます。

すると、ワンピースが脱げません。

どうやら、チャックが噛んでいるようです。

後ろ手チャックのワンピース。

アワアワと焦りながらも。

ええいままよと、力ずくでチャックを下ろしてしまおうとすれば。

ふいに触れる、大きな手。

無理に引っ張ったらダメだよ、と。

やさしい声とともに、瀬尾さんが。

ジ〜〜〜〜ッ、と。

丁寧に、チャックが下される音が響きます。

しかし千世には、聞こえていません。

ドッドッと、早鐘を打つ胸の音が響いて。

いつの間に、瀬尾さんは入ってきていたのでしょう。

俯いたまま、顔が上げられません。

瀬尾さんは、そんな千世の髪を。

クルリと指に絡ませます。

いつもと違って、少し巻いた髪。

とてもよく似合っていました。

ふと前を向けば。

鏡の中に、2人が映っています。

巻いた髪に、ワンピース姿で。

赤い顔のまま、真っ直ぐと前を見つめる千世と。

千世の両肩に手を置いて、柔らかな顔で彼女を見つめる瀬尾さん。

もっと早く言いたかった、と。

呟きながら、瀬尾さんは伝えてくれます。

今日の千世ちゃんは本当に魅力的だ、と。

千世の中に、嬉しさが広がります。

戸惑いながらも、店員さんに話しかけて。

相談しながら決めた、今日の格好。

頑張ってよかったと、そう思うのです。

僕のためって自惚れていい?、と。

瀬尾さんから落とされた言葉は、まさにその通りで。

ドキドキしながらも千世は、はい、と頷くのです。

離れたくない

顔を赤くして、つっかえながらも伝えてくれる千世に。

瀬尾さんは、想いを抑えきれません。

後ろから、千世を抱きしめます。

そして、そっと本音を漏らします。

今少しも離れたくないんだ、と。

ごめんと謝りながらも、その腕が千世から離れる素振りはありません。

ギュッと、宝物を、独り占めするように。

千世を抱きしめながら。

有無を言わさない、真剣な瞳でつぶやくのです。

僕も一緒に入っていい?、と。

トクトクと、脈打つ鼓動が治らなくて。

いつもと違う瀬尾さんに、呆然としながらも。

はい……、と頷くの千世なのでした。

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全力で愛していいかな20巻を読んだ感想

瀬尾さんは、本当に、千世ちゃんが好き。

結局縋ってくる彼女の手を。

突き放すことなんて、できないのです。

瀬尾さんの中では、いつまでも片想いです。

だからいつまでも、我慢しなくてはいけません。

千世ちゃんへの独占欲も、他の人への嫉妬も。

我慢というより、瀬尾さんも慣れていないのでしょうけれど。

湧き上がる、独占欲や嫉妬の暗い感情。

得体の知れないものが自分の中にあって、それが大好きな人に向かおうとしていて。

抑えるのに、必死なのでしょう。

千世ちゃんを傷付けたくはないから。

自分が嫉妬に苦しんでも、千世ちゃんの傍にいたいから。

しかし、瀬尾さんが引く時は。

千世ちゃんが追いかける時です。

千世ちゃんは、引きません。

縋ります。

必死で、引き留めます。

瀬尾さんが泣いているのは苦しい、と。

千世ちゃんが零した言葉に、どんな意味が込もっていたのでしょう。

そしてそれは、どのように瀬尾さんに届いたのでしょう。

瀬尾さんは、振り返ります。

困っちゃうな、と。

少し赤い目で、眉を下げて、笑うのです。

困ったことでしょう。

逃げることを許してくれない千世ちゃんに。

そして、彼女が引き留めてくれることが、嬉しい自分自身に。

時間がほしくて、千世ちゃんから離れても。

彼女が、自分と離れたくないと。

望んでくれたことは、きっと瀬尾さんにとって嬉しくて、それも困ったのでしょう。

まだ、彼女が自分のことで苦しんでくれて嬉しい、ではないと思います。

けれど、もうそうなら嬉しいです。

綺麗な幸せも暗い喜びも、恋だと思うので。

千世ちゃん、否定しないんですね。

僕が勝手に君を想っているだけ、という瀬尾さんの言葉に。

青ざめて口を閉ざすばかりです。

2人のしているお試しのお付き合いと、普通のお付き合いで違うことは。

千世ちゃんからの「好き」が、瀬尾さんに届いていないこと。

それだけな気が致します。

好きあって付き合っても、自分だけが好きなのではと不安に思うことはあるでしょうし。

別れることだって、その「終わり」を嫌がる気持ちも望む気持ちも、あると思います。

多分、そんなに変わりはしないのです。

ただ、瀬尾さんのとびきりの笑顔が見たいなあと思います。

彼が千世ちゃんに、彼自身を好きだと言われたことが一度もないのが。

淋しいし可哀想だし苦しいです。

そこだけが、フェアではないと感じて。

千世ちゃんには早く気づいて欲しいと、焦ってしまいます。

けれど千世ちゃんはまだ、瀬尾さんへの想いにつける名前が、分からないままなのです。

瀬尾さんの家について。

千世ちゃんは、落ち着くためにシャワーを浴びたいと言います。

これに対する瀬尾さんの反応、ん?と気になりました。

少し、不穏に描かれております。

ああまだ瀬尾さんの心は不安定な状態なんだな、と。

いつも千世ちゃんの前で見せる、余裕ある大人な瀬尾さん、ではありません。

少しも離れたくないんだ、と。

少しだけ、本心を打ち明けた瀬尾さん。

めずらしいな、と思います。

瀬尾さんが、自分から千世ちゃんに触れに行くのは、本当にめずらしい気が致します。

紅山の件が、あるからなのでしょう。

千世ちゃんより、瀬尾さんの方が。

体に触れることに対して敏感で。

決して彼女の傷に触れないよう、細心の注意を払っています。

そんな瀬尾さんが、自分から。

千世ちゃんを抱きしめにいきました。

誰にも取られたくない、といった子供じみた様子が、どうにも切なかったです。

少しだけ零せた、離れたくないという我儘。

千世ちゃんは、まだ状況についていけていない、とでもいうように。

赤い顔でポーッとしながらも、頷いてくれました。

次回、一緒にお風呂です。

瀬尾さんが初めて泣いた、という千世ちゃんにとって未知の状況。

不安定さを武器になんでも言える、スーパー瀬尾さんタイムだと思うのです。

瀬尾さんには、千世ちゃんに甘えてほしいなあと思います。

今まで瀬尾さんは、千世ちゃんの前では完璧な大人でいましたから。

瀬尾さんの方が、千世ちゃんに対して、ガードが固いようにも見えます。

少しずつ、素の瀬尾さんを、千世ちゃんに見せて。

素の2人のまま、一緒にいられるようになればいいなあと。

穏やかな未来を願うばかりです。

全力で愛していいかな21巻まとめ

こちらでは21巻の展開・あらすじを紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・・

全力で愛していいかな21巻まとめ
  • 先輩の旦那さんで、先輩の妊娠を一緒に喜んでいただけと必死に説明をします。瀬尾さんは僕が勝手に君を想っているだけだから、と。千世の掴んだ手を、払います。
  • 千世は、必死で、引き留めます。瀬尾さんが泣いているのは苦しいと、千世にも涙が浮かんでいました。
  • それから、瀬尾さんのおうちに行きます。千世がシャワーを借りていいか聞くと、どうぞと、つぶやきます。
  • 脱衣所の千世は、ワンピースが脱げなくて力ずくでチャックを下ろそうとしたところに瀬尾さんがチャックを下ろします。そして、瀬尾さんの言葉に千世は、赤い顔でポーッとしながらも、頷きます。
  • 後ろから、千世を抱きしめ、今少しも離れたくないんだと言います。一緒に入っていい?と言う瀬尾さんに頷くの千世なのでした。

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